「足場の特別教育」とは、一定の高さの足場(高所作業)を伴う作業に従事する労働者に対して、労働安全衛生法に基づき実施が義務づけられている教育です。
足場の特別教育とは?
「足場の組立て、解体又は変更の作業に係る業務に係る特別教育」
という名称で、建設現場などで足場作業に従事する労働者が安全に作業を行えるようにするための教育制度です。
特別教育が必要な理由
足場作業は、墜落・転落・崩壊などのリスクが高く、労働災害の発生率も高い作業です。
そのため、未経験者や知識のない作業者が無防備に足場作業を行うことがないよう、法律で安全教育の受講が義務づけられています。
特別教育の対象者
以下のような作業を行う場合、特別教育が必要です:
- 高さが5メートル未満の足場の組立て、解体、変更作業
- ※5メートル以上の場合は「足場の組立て等作業主任者」の選任が必要
- くさび緊結式足場(ビケ足場)などの設置・撤去作業
- 移動式足場の組立てや解体作業