「自由研削砥石教育(じゆうけんさくといし きょういく)」とは、自由研削用の砥石(グラインダーなど)を安全に使用するために義務づけられている特別教育のことです。
【自由研削砥石とは?】
「自由研削」とは、手持ちのグラインダーなどを使って、固定されていない砥石で研削作業を行うことを指します。たとえば:
- ディスクグラインダー
- ポータブルグラインダー
- カップ砥石使用の作業 など
【法的根拠】
労働安全衛生法 第59条、及び労働安全衛生規則 第36条により、
自由研削砥石を用いた作業に従事する労働者には「特別教育」が義務づけられています。
【教育内容】
教育は、通常6時間以上(学科5時間、実技1時間)**で実施され、以下のような内容が含まれます。
学科(例):
- 砥石の基礎知識(種類・構造・使用条件)
- 砥石の取付け・取替え時の注意点
- 使用中の危険防止(破裂・飛散・接触事故など)
- 関連する法令の概要
実技(例):
- 実際のグラインダーの取扱い
- 砥石の交換と点検方法
- 防護カバーや保護具の使用法