「職長・安全衛生責任者能力向上教育」とは、現場の職長(リーダー的立場の作業者)や安全衛生責任者が、安全で効率的な職場環境をつくるために、さらなる知識と能力を身につけるための教育です。
背景と目的
建設業などの危険を伴う現場では、労働災害を防ぐために、現場を管理・指導する職長の役割が非常に重要です。
この教育は、以下のような背景で実施されます:
- 労働災害の再発防止
- 指導力やコミュニケーション能力の強化
- 現場の安全意識向上
対象者
- すでに「職長・安全衛生責任者教育」を修了している人
- 現場で職長や班長、作業責任者として働いている人
- 作業員の安全・工程・品質の管理に関わっている人
教育内容(例)
おおよそ5年ごとの受講が推奨されており、1日の講習で実施されます。
主な内容
- 最近の労働災害の動向
- リスクアセスメントとKY(危険予知)活動の実践
- コミュニケーション能力の向上
- 指導・育成技法(後輩や外国人労働者対応など)
- グループワークや事例検討