「職長・安全衛生責任者教育(略称:職長・安責者教育)」は、労働現場において作業チームを指導・監督する立場の者(=職長)および、安全衛生の責任者としての役割を担う者に対して行われる法定の安全衛生教育です。
法的根拠
労働安全衛生法 第60条、および厚生労働省の「安全衛生教育推進要綱」に基づき、職長等を新たに選任する際に義務付けられた教育です。
教育の目的
- 作業チームのリーダー(職長)が、安全で効率のよい作業を進められるよう、必要な安全管理や部下指導の知識を習得する
- 労働災害の防止(ヒューマンエラーや危険作業の未然防止)
教育の対象者
- 現場での作業を直接指揮・監督する「職長」
- 安全衛生の確保に責任を持つ「安全衛生責任者」
例:建設業・製造業・造船業・プラント工事などの現場で作業員を束ねる立場の人