【職長・安全衛生責任者能力向上教育とは】
概要
「職長・安全衛生責任者能力向上教育」とは、すでに「職長教育」や「職長・安全衛生責任者教育」を修了している方を対象に、継続的なスキル向上・最新知識の習得を目的として実施されるフォローアップ教育です。
【背景と根拠】
- 労働安全衛生法第60条では、「作業主任者や職長等は適切な指導を行う責任がある」とされています。
- 法令では「能力向上教育」の実施義務までは明記されていませんが、厚生労働省の指針(平成18年)に基づき、5年ごとの受講が推奨されています。
【対象者】
- 「職長・安全衛生責任者教育」修了者
- 職長や作業リーダーの経験者
- 安全衛生活動を実務で担っている者
【教育内容の一例】
カテゴリ | 内容 |
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安全衛生管理の動向 | 最新の労災事例、法令改正、管理手法の更新 |
指導・育成のスキル | コミュニケーション、リーダーシップ、指導技法 |
リスクアセスメント実習 | 危険予知訓練(KYT)、ヒヤリ・ハット分析など |
職場巡視・点検 | 実務に即したチェックリストの活用法 |
災害防止対策 | 墜落・転落防止、熱中症、挟まれ事故の対策など |