職長・安全衛生責任者とは、主に建設業や製造業など危険作業を伴う職場で、作業現場の安全管理と労働者の指導を担う責任者のことです。
労働安全衛生法に基づき、一定の作業を行う企業はこの職務を担当する者を選任し、所定の教育(職長・安全衛生責任者教育)を受けさせることが義務づけられています。
■ 役割・目的
1. 職長としての役割
作業現場のリーダーとして、
- 作業の方法や手順の決定
- 部下への指示・監督
- 作業進捗管理
を行います。
2. 安全衛生責任者としての役割
安全に関する責任者として、
- 危険源の把握と対策
- 作業者への安全衛生教育
- ヒヤリハットや事故の防止
- 現場での安全衛生活動の推進
を行います。
■ 必要な資格・教育
「職長・安全衛生責任者教育」(2~2.5日程度)を受講することで選任できます。
教育内容は以下のようなものです。
- 労働安全衛生法の基礎
- 作業管理・労働者管理の方法
- 危険予知活動(KY活動)
- リスクアセスメント
- 事故防止のためのリーダーシップ など
■ なぜ必要なのか?
現場の安全は、単にルールを守るだけでなく、現場を直接管理しているリーダーの行動と判断が大きく影響します。
そのため法律でも、現場の指揮者に安全衛生に関する教育を義務づけています。