「玉掛作業技能講習能力向上教育」とは、
玉掛け作業に従事する作業者の技能・知識をさらに向上させるために事業者が行う教育のことです。
■ 背景
玉掛け作業は重量物をクレーンなどで吊り上げる重要作業であり、
労働安全衛生法により「玉掛作業者」は 玉掛け技能講習 を修了する必要があります。
しかし、資格取得後も現場では継続的に知識や技能を高める必要があります。
そのため企業が自主的に実施する教育が 「能力向上教育」 です。
■ 能力向上教育とは(目的と内容)
目的
- 玉掛け作業の安全レベルを維持・向上すること
- 新しい機材・作業方法・リスクへの対応
- ヒューマンエラー防止と災害再発防止
教育内容の例
- 最新の安全規則・ガイドライン
- 合図方法・吊り具の点検方法の見直し
- 事故例とその原因分析
- 荷重バランスや掛け方の再確認
- 新しい吊具の使用方法
- 実技訓練での技能向上
■ 法的義務はある?
法律で義務づけられたものではありません。
(※義務なのは「玉掛作業者は技能講習を修了すること」)