CASE 講習事例

安全顧問している製造業の会社にて、職長安全衛生責任者の2日目の教育を対面にて講習して来ました。

安全顧問している製造業の会社にて、職長安全衛生責任者の2日目の教育を対面にて講習して来ました。

職長・安全衛生責任者教育(しょくちょう・あんぜんえいせいせきにんしゃきょういく)」とは、現場で作業者を指導・管理する立場にある職長安全衛生責任者に対して、安全衛生管理の知識・リーダーシップ・災害防止のための能力などを身につけさせるための法定教育です。

職長・安全衛生責任者とは?

  • 職長(しょくちょう)
    • 作業チームのリーダー
    • 作業者の指導・監督、安全確保を行う立場
    • 実際の現場では「班長」「チームリーダー」などの呼び方もあり
  • 安全衛生責任者
    • 元請・下請を問わず、建設業・製造業などの特定業種で一定の作業を行う際に選任が必要な責任者
    • 職長と兼任することが多い

教育の目的

労働安全衛生法により、事業者は一定の作業を行わせるときに、作業者を直接指導・監督する者に対して、職長教育を行うことが義務付けられています(安衛法第60条、安衛則第40条)

教育を通じて以下を学びます:

  • 労働災害を防ぐための知識
  • 作業手順の管理
  • 危険予知(KY)活動の進め方
  • コミュニケーション能力とリーダーシップ
  • 安全衛生の基本的な法律知識

教育の内容・時間

教育区分教育時間の目安
職長教育のみ約12時間(2日間)
職長+安全衛生責任者教育約14時間(2日間)

教育内容(一例)

  • 作業方法の決定と指示
  • 作業中の指導と監督
  • 危険の予知及び回避措置
  • 作業者の適正配置と健康配慮
  • 安全衛生関係法令の理解
  • 災害事例とその対策
  • 現場での指示・命令の伝え方