化学物質を取り扱う作業において、作業者が適切な保護具を正しく着用するよう管理・指導する責任者のことです。
近年の化学物質の自律的管理(令和4~6年の法改正)により、特に重要な役割になっています。
位置づけ・背景
労働安全衛生法および安衛則の改正により、
化学物質による健康障害防止は「規制型」から自律的管理へ移行しました。
その中で、
- リスクアセスメントの結果
- 工学的対策・管理的対策だけでは不十分な場合
に、保護具を適切に使用させる体制が求められ、
その実務を担うのが**保護具着用管理責任者(化学物質)です。
主な役割
化学物質を扱う作業において、次の管理を行います。
① 保護具の選定
- SDS(安全データシート)を確認
- ばく露経路(吸入・皮膚接触・眼)に応じて
防毒マスク、防じんマスク、保護手袋、保護眼鏡、保護衣などを選定
② 着用管理・指導
- 正しい着用方法の指導
- フィットテスト(呼吸用保護具)の実施・確認
- 未着用・誤使用の是正
③ 保守・点検
- 吸収缶やフィルタの交換時期管理
- 劣化・破損の点検
- 保管方法の管理
④ 作業環境との連携
- 化学物質管理者や作業主任者と連携
- ばく露低減措置の見直し提案