「化学物質保護具着用管理者」とは、労働者が化学物質を扱う作業を安全に行うために必要な保護具(マスク、防護服、手袋など)を正しく選定・着用・管理できるように指導・管理する責任者のことです。
役割・目的
労働安全衛生法や化学物質規制(例:改正労働安全衛生法、GHS制度など)に基づき、以下の目的で設置されます:
- 化学物質のリスクに応じた保護具の選定
- 保護具の着用方法や管理方法の教育・訓練
- 保護具の定期点検・保守の実施
- 不適切な使用の防止
- 作業者の健康保護
対象となる作業・化学物質の例
- 有機溶剤(トルエン、キシレンなど)
- 特定化学物質(ベンゼン、アスベストなど)
- 金属ヒューム(鉛、クロムなど)
- 発がん性物質、皮膚吸収性の高い物質